●JA51C改 菊千代 作業スタート! 外装編

 さて、ZERO-8の作業も無事終わりまして、2010年2月7日菊千代搬入です。何とかエンジンがかかる状態で、トラックから降ろして移動させますが・・・・・・・当然放置車両ですのでブレーキは抜けているしエンジンは今にも止まりそう・・・「こりゃ全部ダメだな」とブツブツ言いながら移動させて、我が家の「ベース車ゾーン」に無事駐車しましたが・・・・・・・・・・・・・・・



 いきなり失禁しました。



 ビビりすぎだぞ菊千代!!!!



 
 この少し前までなんとも無かったのですが・・・・恐らく地獄へ運び込まれてチビッてしまったのでしょう。とりあえずこのクソ汚いボディを洗う事から始めます。


 
 室内もいきなりストリップ!荷台と運転席は再塗装されています。運転席はメルシートを剥がして塗装、助手席はメルシートを剥がしたのみ、荷台は恐らく補修しています。それにしても洗車時の泡の色ときたら・・・・・・・・


 
 とりあえず、ヨゴレは落ちました。変わり映えしませんねぇ。とにかくダサいとしか言いようが無い外観です。ひとまず、補修箇所を探して計画を立てましょう。




 
 定番のホイールハウス。軽く貫通していますが軽傷です。ただ荷台の縁はお決まりのベロベロです。

 
 反対側も同様にちょっと貫通。しかしウチのJB31の方が錆穴が多いです。コイツは程度極上!(この台詞はもはや全くアテになりません)



 あはは・・・・・・


 
 一番厄介なのがココです。上は袋ですし、下は押されてステーから変形。パネルには深いシワが畳まれています。



 チリも狂うわなぁ・・・・・・


 
 マッドフラップのステーもベロベロ・・・・・・左のプレス部分は袋にかかっているので、裏からの整形は難しい。

 
 泥除けステーはこのような形状のようですが・・・・・・・反対側はクチャクチャですね。ボディにスポットで止まっているので、裏から叩くスペースがありません。


 直せるか???無理なら、どうせこの部分はコーナーカバーで隠れるので切断します。その他はボンネットがベコベコだったり、錆が出ていたりしますが・・・・まぁいいでしょう。

 
 とりあえず荒出しします。ここで大体の形状を復元しますが・・・・・マッドフラップのステーに引かれてしまっていて十分に出せません。結局スライディングハンマーで引き出しました。


 
 こちらは凹みが深い・・・だけでなく、R部とエッジ部にかかってしまっていて相当硬いです。出来る限り引き出しました。パネル全体が2〜3mm縮んでしまっています。内側は叩き伸ばしてゲートとのチリも何とか見れるレベルになりましたが、本来ココは修正機でドンと一発引くか、テンションをかけたままコロシてゆくべき状況です。が、今ある限りの設備と道具でなんとか切り抜けます。ここはこれ以上弄らず、「ちょっと残念な量のパテ」でラインを出すとします。


 
 ここはボンネットのRにある凹みですが、この程度だとコロシのみで綺麗に出す事ができます。パテを使わずに仕上げる事ができました。

 
 こちらは保管中に強風でボンネットが開いてしまったようです。ボンネットキャッチの強烈な打撃が・・・・・・JA51〜JB31までの特徴的な盛り上がったボンネットが仇になり、エッジが潰れて周囲が大きく盛り上がってしまっています。ここはスライディングハンマーで引きつつ、周囲をコロシて元に戻しました。

 
 反対側も同様。この裏は全体に補強が入っていて、裏からは全くさわれません。ひたすら表から修理しました。

 
 なんとか、元通りになりました。あとはパテの薄付けでラインを出します。


 
 現在は冬ですが、寒いうちにやっておかなければならない事・・・それはメルシート剥がしです。硬化しているうちに剥がしておかないと、夏場ネトネトになってからは大変です。

 
 剥がしてビックリ、床がある!というか錆穴が無い!!!!過去所有車で一番程度の良い床です!!前オーナーさんは大切にされていたのでしょうね。内装部品も全て撤去して、どんどんスッキリしていきます。



つづく・・・・・・・・・・・・・・・